全体にオーバーサイズを着ている日本人

自分にあったサイズのスーツ

日本人は、スーツもそうだが、シャツも全体にオーバーサイズが目立つ。これは、大きめのデザイナースーツがはやり出した、80年代理頃からの傾向である。

喉元に指1本分の余裕をと、客にすすめるシャツ屋を信用してはけない。指1本は30年前の俗信である。喉もとに1本も指が入ってしまったら、首回りはぶかぶかである。指1本は、シャツ素材が詰まことをあらかじめ想定したサイズだと考えればよい。

喉元に指1本の根拠は、昔の英国の正統なシャツスタイルのハイラーの名残りにすぎない。腰が高いほど、シャツはフォーマルとれたのだ。ハイカラーを好む人たちは、顎の下にシャツがつながっている優しを好み、ジャストフィットではタイトすぎるため、首回りにやや例を持たせたのだ。現在でも、イタリアのナポリの人たちはその類のャツを好む傾向がある。

5年ほど前ローマの有名なシャツ屋で、こんな経験をした。常用ているシャツと同サイズ(首回りは、イタリアサイズで40または15年を選んだのだが、販売員がこちらの体型をちらりと見て、念のため回りのサイズを測らせろといいだした。

自分のシャツはすべて40だから間違いないというと、販売員は刺しな顔をしてショップ・マネージャーに相談にいき、マネージャーがわって出てきて、やはり測った方がいいという。しぶしぶ同意する。

彼はメジャーを取り出しこちらの首回りを念入りにチェックした後、目もむろに、「お前のサイズは間違っている。40ではなくて、39である」という。試着させてもらい、自分のサイズ間違いに初めて気がついた。

首回りのオーバーサイズの傾向は、ルーズなシャツが流行してからとくに目立つ。衿の高さが全体的に低くなったためだ。衿の高さが低くなると、シャツのトップボタンの位置が下がる。喉仏の下あたりで聞めていたボタンが、首の付け根あたりに下がり、結果としてサイズミスを犯しやすくなる。

大きめの首回りにきつくタイを締めれば、タイスペース(省が開くV字の部分)にずれが出て、緩めれば喉元に隙間ができる。

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